キョンキョンのミニミニ栄養学講座

比嘉京子

2011年09月27日 12:49

「フードファディズム」って知ってる

 一言でいうと「食品を過大に信じ込むこと」です。
例えば、「○○を食べるとダイエットに効くってよー」
「○○は体内の脂肪を落とすってよー」などです。
これがまた、口コミで瞬く間に広がっていく。
そうして長続きせず、話題になっては消えしていく。
どれほどの食品が取り上げられたことでしょう。

某テレビ番組でトマトを取り上げると
スーパーの食品売り場のトマトが空になったことがありました。
番組の翌日は 職場でも話題になったりしましたね。
売り場が空になるだけならよいのですが、20代の女性が
スポーツヅリンクを水代わりに飲んで糖尿病になるなど一つの食品
を過信した結果、深刻な事態にもなるのです。

このように情報が氾濫する中で、私たちは情報を選択し判断する 知識が必要です。
しかし日本では栄養教育、健康教育、 食教育といわれる教育を国がしてこなかった数少ない先進国です。
ですから、情報が氾濫する中でおぼれたり、流されたりしてしまいます。
情報を判断する力が求められています。

これから少しずつ、賢い消費者になるために、
また自分の口に入れるものに責任をもち「自分の健康は自分で担える」人を目指してみませんか。

知識その一
食品は一品で100点満点のものは存在しません。
100点に限りなく近いものはあります。
だからといって○○を摂れば大丈夫ということはありえません。
そこで、食品の特徴を知り、「何をどれだけ食べればよいか」をマスターすることが
情報に左右されない人になれる唯一の手段です。

           
沖縄県議会議員比嘉京子

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